ども、多摩川乱歩(@tamagawa2525)です。
今回は検証企画『ゲーム実況のマイク、スマホでも十分イケる説』と題しまして、ゲーム実況に使用するマイクはスマートフォンで代用できるか検証していきたいと思います。
【検証】ゲーム実況のマイク、スマホでも十分イケる説
忙しい人のための結論
- ゲーム実況であれば、スマホでも結構イケる
- ただし音の籠りやノイズ低減テクニックが必要
- 歌ってみたなどの音メインの収録はさすがにキツい
以下では結論までの経緯などをまとめていきます。
検証環境
説の検証にあたって、今回は以下の環境で比較いたします。
PC側
マイク:SHURE SV100-W
実況始めたての頃から使っているダイナミックマイク。
多くのゲーム実況動画をはじめ、歌ってみたなどにも対応可能な入門用モデルです。
オーディオインターフェース: QUAD CAPTURE(UA-55)
オーディオインターフェースの中では有名なモデルで安定機。
現在は後継機として『Roland Rubix24』が発売されています。
録音用ソフト: SoundEngine Free
フリーの音声編集ソフト。
無料ながらも細かな音声編集が可能で、ノーマライズやノイズカットなどもお手の物。
スマホ側
iPhone12 Pro
外部マイクなどを使わず、内臓マイク(本体)のみで収録します。
ボイスメモ(iOS標準アプリ)
純正の録音アプリです。
マイクの位置
どちらも同じ高さ、同じ位置になるよう調整しました。
(丁度いい台がなく、PS2ソフトを積み上げており、お見苦しいですがご容赦ください。)
どっちも口元から30cm程度離れたくらいのとこで、ポップガードなども用意せず収録します。
説を検証
まあ動画見てもらうのが早くてわかりやすいかなと思うので、繰り返しになりますが添付しておきます。
ゲーム音なしのそれぞれの音声比較
あくまで「ゲーム実況のマイク」ということだったので、動画内では実際にゲーム実況動画とマイク音声を合わせたものをご紹介しました。
純粋な音質比較のために、ゲーム音なしのボーカルオンリー版をあげておきます(どちらも無修正)
PC側(マイク&オーディオインターフェース)
スマホ側(内臓マイク&ボイスメモアプリ)
PC側では多少緩和されているものの、スマホ側は呼吸音や周囲の音が結構入っちゃってますよね。
喋ってる時は問題ないのですが、黙っている時には、
- コントローラーの操作音
- 椅子の軋み音
- 机を擦ってしまった際のノイズ
- 外の救急車の音
など、結構ノイズを拾っちゃってました。
ゲーム音が被さればまあ気にならないものの、スマホ収録の場合は音声編集ソフトでのノイズ低減対応は必須かなーという印象でした。
iPhoneだからこの感度なんすかね。Androidとか、他の端末だとどうなるのかも気になるところ。
【検証】ゲーム実況のマイク、スマホでも十分イケる説、結果発表
結論
- ゲーム実況であれば、スマホでも結構イケる
- ただし音の籠りやノイズ低減テクニックが必要
- 歌ってみたなどの音メインの収録はさすがにキツい
音の籠りについては、録音端末や声質にもよってくると思うので、イコライザーで丁度いい明瞭感を探る必要がありますね。
呼吸音とかホワイトノイズ系は、SoundEngineFreeのノイズサプレッサーやノイズゲートを使えば、かなり低減できると思います。
関連記事:【フリーソフト】マイク音量・音圧を上げる(マイクブーストする)一番簡単な方法【SoundEngine Free】
スマホで収録する際には
標準のボイスメモアプリだと、録音後の音声ファイルが「m4a」という拡張子で出力され、音声編集ソフトで扱えない場合があります。
過去記事で紹介した「MiniTool Video Converter」のようなソフトで形式をwavなどに変換するか、他のアプリを使用するのがオススメ。
多摩川さんが使った中だと「ボイスレコーダー」というiPhoneアプリなら、wav形式で出力されました。変換の手間が省けて良いです。
また、音声比較でわかるようにスマホだと周囲の音をかなり拾っちゃうんで、静かな環境作りを心掛けるとなお良しです。
以上『【検証】ゲーム実況のマイク、スマホでも十分イケる説』でした!
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今回はここまで!
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呼吸音キッツwwwwwwww