ども、多摩川乱歩(@tamagawa2525)です。

今回は「ブログに執筆依頼の連絡がきたら?」というテーマで、PR記事の相場や案件の進め方について紹介いたします。
ブログを運営していると、たまに企業さんから記事の執筆依頼メールが届いたりします。
「企業からオファーが来るなんて嬉しい!」という反面、
- 相場とか対応の進め方がよく分からない…
- 自分に報酬を貰えるだけの記事が書けるか不安…
- そもそも企業とのビジネス的なやり取りが怖い…
ってなりますよね。
ぼくも最初はよく分かりませんでしたし「そもそも依頼自体が詐欺とかだったらどうしよう…」とか思って震えてました。
ですが今では大変ありがたいことに、これまで数十件ほど記事の執筆依頼を頂き、実際にブログ内にて公開しています。
そんな中で身についてきたノウハウをまとめていきますので、「初めて依頼記事を執筆するけど不安……」という方の参考になれば幸いです。
ブログの執筆依頼(PR記事)とは?

ブログの執筆依頼って?どんな内容?
ブログを運営しある程度PVが増えてきたり、特定のキーワードで高い順位を取れると、企業から記事の作成・掲載依頼メールが届くことがあります。
もちろん依頼内容は様々ですが、
- 会社の商品やサービスを紹介する記事を作ってほしい
- SNSなども含めてPR活動を手伝ってほしい
- ランキング記事の上位に、その会社の商品を追加してほしい
- 既存記事から製品HPへのリンクを付けてほしい
といった内容が多いと思います。
例えば、
- 会社の商品やサービスを紹介する記事を作ってほしい
であれば、ざっくり以下のようなメール(例文)でご依頼頂いたりします。
AKETAMA OFFICIAL BLOG
管理人様お世話になっております。
株式会社○○の▲▲と申します。この度は弊社商品の「○○」について御ブログにて掲載頂きたくご連絡いたしました。
御ブログの読者様にとって、役立つ内容だと思いますので、もし再度ご検討いただけましたら幸いに存じます。以下商品の詳細です。
—-
製品名:~~
特徴:~~
ターゲット:~~
—-お試しの上、記事内にてご利用の際のご感想(良い点も悪い点も)をご紹介頂ければと存じます。
ご多忙のところ恐縮ではございますが、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。
あくまで一例ですが、↑のような内容で連絡を頂いたら、返信しつつ具体的にどう進めるのかやり取りしていきます(進め方は後述します)
執筆依頼が届くようになるのは、どれくらいから?
ブログのジャンルにも寄ると思いますが、当ブログの場合は月間10万PVを超えたくらいからポツポツとご連絡頂くことが増えてきました。
ブログの合計PVというよりは、特定のキーワード(企業が狙っているもの)で上位表示できている記事があると、それをきっかけに認知されるケースが多いようです。
例えば当ブログでは動画編集について解説する記事が多く、動画編集関連のキーワードで上位表示されている記事がいくつかあるため、動画編集ソフトを開発されている他の企業さんからお声掛け頂くといった感じですね。
- 企業としては
→ 特定のキーワードで上位表示できるブログで商品を宣伝してほしい(露出を高めたい) - ブロガーとしては
→ 自サイトに関連する商品やサービスを記事にできつつ報酬も貰える
といった感じで上手くやれればWinWinなお仕事で、両者幸せになれます。
PR記事の料金相場


依頼記事の報酬って、具体的にどのくらい貰えるものなの?
結論だけ先に言えば、報酬額は自分で勝手に決めてOKです。あなたのブログなので。
とはいえ、何となくの相場感を知らないと決めるのも難しいですよね。以下、依頼記事の料金を考える上での例を紹介しておきます。
クラウドソーシングなどの料金相場を参考にする
1つ目はランサーズやココナラなどの、クラウドソーシングサービスから似たような案件を探して料金を確認してみる方法。
ライティング案件というのは筆者の実績や取材力、文章力などによって本当に様々です。
あくまで個人的な印象としてですが、
- 比較的誰でも書けそうな体験談系 → 0.5円/1文字
- そのジャンルの知見を含む解説系 → 1~3円/1文字
- 知見+取材や実体験を含めた解説系→ 3~5円/1文字
- 読者満足度の高いSEOに強い記事 → 5円~/1文字
といったイメージです。
自分のスキルから提供できそうな記事を照らし合わせて、文字単価を決めるようなやり方ですね。
自分の中で文字単価を決めておけば、他の依頼記事の場合も応用しやすいのもメリット。
自身の記事作成工数から料金を見積もる
2つ目はご自身の『記事作成にかかる工数』から料金を決める方法。
例えば、
- 記事作成のための調査・設計 → 1時間
- 記事執筆 → 1時間
- サムネや記事内の画像作成 → 30分
- メタディスクリプションなど周辺情報作成 → 30分
こんな感じで1記事にかかる大体の合計工数を計算して、『〇時間くらいかかりそうだから〇円くらいは欲しい』と料金を決める割とシンプルなパターンです。
見積りの内訳がハッキリしているので、両者にとっても納得しやすく、『記事作成を引き受けたけど、思ったよりやること多くて割に合わない…』といったことも事前に防ぎやすいのがメリットです。
—-
上記は一例ですが、概ねこんな感じで先方に伝える料金を検討していきます。
とはいえ企業側にも、広告費の上限や決算日のタイミングなど、事情によって出せる報酬額に変動があるかと思うので、実際にはメールを重ねて調整していく感じになります。
ブログで記事の執筆依頼がきたら?

依頼内容をしっかり確認して受けるか受けないか判断しよう
まずは依頼内容をしっかり確認し、その依頼を引き受けるのか否かを判断しましょう。
当たり前と言えばその通りですが、『依頼が動き出した後から想定していなかった記載に気付いた』ということにならないよう、事前にしっかりと依頼内容を確認しておきます。
また『依頼を受ける受けないの判断材料』としては例として以下のようなものが挙げられます。
- 依頼内容がブログに関係のある内容か?
- 自身のブログの執筆ポリシーに抵触していないか?
- 依頼元は信用できる企業か?
依頼内容がブログに関係のある内容か?
例えば当ブログは動画編集やゲーム実況などの情報をメインに扱っております。
こういうサイトでは便利なソフトウェアやPC周辺機器などのコンテンツであれば読者もメリットがありますが、一方で女性物の美容品や、高齢者向けのデイサービスなどをPRしてもノイズになりますよね。
依頼元もある程度サイトのジャンルを見て依頼される場合が多いですが、中にはPVのあるサイトに片っ端から依頼しているような内容のメールもあります。
自身のブログのテーマと親和性の無い内容の依頼を引き受けると、読者の信頼感にも影響しますし結局記事も見られないので悪手です。依頼内容がブログと関係のある内容かキチンと確認するようにしましょう。
自身のブログの執筆ポリシーに抵触していないか?
依頼によっては企業側の都合で『○○と書いてほしい』『○○のリンクを何個以上含んでほしい』など、コンテンツの内容に対する要求があったりします。
あなたのブログの執筆ポリシー(これは書かないよという規約)を依頼元に確認してもらうことで、双方モヤモヤせずに進められるため、ご自身のブログの執筆ポリシーを事前にまとめておくのがオススメです。
あくまでサンプルですが、当サイトの依頼記事執筆ポリシーを以下に掲載しておきます。参考までに。(変更の可能性もあります)
【執筆ポリシー】
- 読者に広告記事だと分かるようにすること
- 商品の長所だけでなく、短所と感じた場合はその点も素直に記載すること
(もちろん不適切な表現は致しません)
- 依頼による修正対応は基本的に引き受けないこと
- SEO的な観点で後に記事修正する場合があること
依頼元は信用できる企業か?
誤解を恐れずに言えば、怪しい企業からの依頼もあったりします。
トラブルを回避し、安心して作業するためにも事前に以下の項目をチェックするようにしましょう。
何を提供し、何を受け取るか明確にしよう
例えば依頼記事と一口に言っても
- 何文字書くべきか
- どんなキーワードを狙うべきか
- 使ってはいけない表現、使うべき表現はあるか
- いつまでに公開すべきか
- 下書きの検閲はあるか
など、事前に取り決めておくべきことが出てきます。
また、報酬などについても、
- 金額はいくらか?
- どのような手段で送金されるか?
- いつまでに振り込まれるか?
といった内容は早めに認識を擦り合わせておきましょう。
『何をどのように、いつまでに提供する』というポイントを双方明確にしておけば、認識相違によるトラブルを未然に防げるので安全です。
ブログでの依頼記事案件の進め方

ここからはブログに記事作成の依頼が来た場合の進め方をステップに分けて紹介します。
例として『有料ソフトウェアのレビュー記事』だと仮定し、具体的なフローを解説していきます。全体の流れとしては以下です。
- 要件定義
- 記事の構成検討・執筆
- プレビューを共有・確認
- 読者全体向けに公開
- 報酬の受け取りと確認
順に紹介していきます。
要件定義
依頼内容を良く読み、先述通り
- その依頼を引き受けるのか否かを判断する
- 『何をどのように、いつまでに提供する』かの認識合わせをする
上記を企業側の担当者さんと相談・確認しながら調整します。
この段階で、
- いつまでに、どんな内容を何文字書くか?
- 執筆ポリシーについて問題がないか?
- 報酬額はいくらか?
- 入金フローはどのように行うか?
といった辺りの情報は明確にしておきます。分からないことがあれば随時先方に確認しましょう。
記事の構成検討・執筆
要件定義ができたら、実際に記事を書くための作業に入っていきます。
今回の例である『ソフトウェアのレビュー記事』などの場合は、企業側から有料ライセンスなどをご提供頂き、実際にソフトウェアを使って使用感を確かめるといったことが多いです。
そのような、記事を書く前の事前調査(取材)や、具体的な記事構成の検討などを踏まえた執筆作業を行っていきます。
プレビューを共有・確認
記事の作成が完了したら、一度プレビューを先方に確認頂くことが多いです。
プレビューの共有方法は様々ですが、WordPressの場合は『固定ページ』でプレビュー用の記事を作成・公開し、そのURLを先方に共有するなどといった方法があります。
この段階で修正などの指摘があれば対応します。もちろん執筆ポリシーに沿わない修正依頼などであれば、キチンとその旨を伝えつつ調整しましょう。
読者全体向けに公開
先方によるプレビュー確認が完了しOKが出れば、公開スケジュールを調整して一般読者向けに全体公開をします。
全体向けに公開する時はもちろん固定ページではなく『投稿』から一般記事として作成するようにしましょう。
また、全体公開が完了したらプレビュー用の固定ページの方は不要になると思うので、適宜削除することを忘れずに。
報酬の受け取りと確認
記事の公開が完了した旨を連絡し、報酬の送金対応を先方に依頼しましょう。
事前に送金方法について擦り合わせしておけば、この時点でバタバタしなくて済みます。
入金を確認することが出来たら、晴れて依頼完了となります。
『取り決めた約束の日程を過ぎても報酬が支払われない』といった場合は、未払いに対する別途対応が必要です。詳しくは以下の記事が参考になるかと思います。
まとめ

今回は「ブログに執筆依頼の連絡がきたら?」というテーマで、PR記事の相場や案件の進め方について紹介いたしました。
当ブログでは他にもブログ運営が楽しく便利になるTipsを紹介しています。
当ブログは個人にて運営を行っており、読者の皆様のご協力で継続できております。大変厚かましいお願いではございますが、
- 当ブログの情報が少しでも参考になった
- 問題解決の役に立った
- あけたまの活動を応援してやっても良い
とお考えになりましたら、お力添えを頂けますと幸いです。
今回はここまで!
次回もよろしく!
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嬉しいけど、依頼記事なんて初めて……どうやって対応すればいいの??