実況ユニット『あけたま』とは

【紹介&レビュー】ゲームギア版 ソニックシリーズ(ソニック&テイルス、Gソニック、etc)

ども、明智です。

ソニックシリーズの紹介&レビュー 5回目です。

 

今回は「ゲームギアミクロ」として復刻し話題になっている携帯ゲーム機「ゲームギア」の専用ソフトとして発売されたシリーズ作品5タイトルについて、まとめて紹介&レビューをしていこうと思います。

 

※これから遊ぼうという人にむけた記事です。

・どんなゲームなのか、ざっくり説明します。

・明智の個人的なレビューを載せます。まっさらな気持ちで遊びたい人はスルーしてOK!

01.『ソニック・ザ・ヘッジホッグ(ゲームギア版)』

発売日:1991年12月28日

開発元:エインシャント

発売元:セガ・エンタープライゼス

タイトルこそ同じですが、メガドライブ版とは別物となっています。

・ダメージをうけると持っているリングが消滅し、再度回収することができなくなっている。

・ステージ内容がメガドライブ版と全く違う。

・スペシャルステージに行く条件はメガドライブ版と同じ(アクト1or2でリングを50枚以上持ってゴールする)ですが、大量のリングが散らばっている専用のステージで制限時間以内にできるだけ多くのリングを獲得してゴールを目指すという、ボーナスステージのような内容に変わっている。

・カオスエメラルドは各ゾーンのアクト1かアクト2のステージ上に隠されており、6つ全部を集めてクリアすると真のエンディングを見ることが出来る。

明智ピロシキのレビュー

面白さ  ★★★☆☆
難易度  ★★★★☆
ハマリ度 ★★☆☆☆

スピード感はかなり再現されていると思います。リングの再回収ができなくなっている分、メガドライブ版よりも難易度は高くなっており、特にボス戦に苦戦すること必至です。明智はゾーン3のボスに勝てずに何度もゲームオーバーしました。

ただ、1ステージが短いので繰り返し挑戦しても苦行感は薄いです。

クリアを目指すなら、メガドライブ版と同じくいかにストックを稼げるかが重要です。序盤の1UPアイテムの位置を覚えてしっかりストックを増やしておきましょう。コンティニューを獲得できればさらに安心なので、リングを集めやすい序盤でボーナスステージに行っておくとよいですね。

演出面はさすがにあっさりしていますが、「ベア・ナックル」の楽曲を担当した古代祐三がBGMを担当しており、どれも良曲揃いです。明智はブリッジゾーンのBGMが爽やかで特にお気に入りです。

 

02.『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2(ゲームギア版)』

発売日:1992年11月21日

開発元:アスペクト

発売元:セガ・エンタープライゼス

メガドライブ版と同じくテイルスが初登場。

ただし本作では彼はエッグマンにさらわれており、彼を助け出すためにソニックが冒険するストーリーになっています。

・ダメージでリングをばらまき、再回収できるようになった。

・メガドライブ版ソニック2では使えるスピンダッシュが使えない。

・スペシャルステージおよびボーナスステージが存在しない。

・カオスエメラルドは各ゾーンのアクト1かアクト2のステージ上に隠されている。6つ全部を集めてゾーン6をクリアすると、ゾーン7「クリスタルエッグゾーン」が出現し、そこをクリアすると真のエンディングを見ることが出来る。

明智ピロシキのレビュー

面白さ  ★★☆☆☆
難易度  ★★★★★
ハマり度 ★☆☆☆☆

トロッコに乗る、ハングライダーで飛ぶ、泡に入って浮かぶなど、ソニックの新アクションが盛りだくさんで、個性的なステージが多いのが本作の魅力の一つです。

しかし、とにかく画面表示範囲が狭いのがネック。もともとセガマスターシステム用として欧州で発売したゲームの移植なので、画面表示範囲が狭まったことによる難易度の上昇が所々見受けられます。ゾーン1のボス戦とゾーン4のアクト3が顕著で、理不尽さすら感じる難易度になってしまっています。

カオスエメラルドを集めた場合のみ挑戦できるゾーンがシリーズで初めて登場するなどやり込みがいはありますが、エメラルドの隠し場所はノーヒントなうえにソニック1と比較してもかなり意地悪な隠され方をしているので、自力で真エンディングに辿り着くのは相当な根性がないと無理でしょうね。

03.『ソニック&テイルス』

発売日:1993年11月19日

開発元:アスペクト

発売元:セガ・エンタープライゼス

ゲームギア版で初めてテイルスが使用可能になり、シリーズで初めてソニックと性能が差別化された作品です。

・最初にソニックとテイルスのどちらで遊ぶか選択する。途中で変更することはできない。

・ソニックもテイルスもスピンダッシュが可能。新たなパワーアップアイテムとして、バネで飛び跳ねながら移動し大ジャンプできるホッピングが登場。

・ソニックは専用アクションとして、出だしが一瞬無敵で速度も速いが攻撃判定を持たないストライクダッシュが使用できる。専用のパワーアップアイテムとして、一定時間空中を高速移動できるロケットシューズも登場。

・テイルスは専用アクションとして、一定時間空を飛ぶことが出来るヘリテイルが使用できる。スコアによるライフストック獲得がソニックより簡単で、初めからコンティニュー数が3回ストックされている。スペシャルステージには挑戦できない。

・ソニックでのプレイ時、リングを100枚集めた時点でそのアクトはクリア扱いとなりスペシャルステージにワープする。専用のステージで制限時間以内にカオスエメラルドを手に入れればスペシャルステージクリア。パワーアップアイテムを駆使するステージや、パイプダンジョンなど5つのスペシャルステージが存在する。5つともクリアしたうえで最終ステージをクリアすると真のエンディングが見られる。

明智ピロシキのレビュー

面白さ  ★★★☆☆
難易度  ★☆☆☆☆
ハマり度 ★★☆☆☆

スピード感、アクションの豊富さ、ステージのバラエティ、難易度。どこをとっても遊びやすく、空いた時間にさくっと遊べる。

妙に「ビッグ10リング」のアイテムボックスが多く、スペシャルステージの仕様と合わせて、「え、これでクリアしちゃっていいの?」と思うような粗い部分もありはしますが、ゲームギアソニックとしてはかなりオススメです。特にBGMが良い。

 

04.『ソニック&テイルス2』

発売日:1994年11月11日

開発元:アスペクト

発売元:セガ・エンタープライゼス

ゲームギア版でナックルズが初登場。そして新キャラのファング・ザ・スナイパーが登場しました。

・ソニック専用の新パワーアップアイテムに一定時間水中を高速移動できるスクリューシューズと、雪山の斜面を駆け降りるスノーボードが追加された。

・テイルス専用の新パワーアップアイテムに一定時間空中を高速移動できるハイスピードヘリテイルと、水中を自由に移動できる潜水艦シーテイルが追加された。

・アクト1およびアクト2隠されているカオスエメラルドボックスをリングを50枚以上所持した状態で破壊するとスペシャルステージにワープすることが出来る。
奇数回は専用のステージを進み、最後に待ち構えるファングを倒せばクリア。偶数回はソニックの愛機トルネードを操作して、空中に浮かぶリングを一定数獲得できればクリア。
5つのエメラルドを集めた状態で最終ゾーンをクリアすると真のエンディングが見られる。今作ではテイルスでもスペシャルステージに挑戦できる。

明智ピロシキのレビュー

面白さ  ★★★★☆
難易度  ★☆☆☆☆
ハマり度 ★★★☆☆

ゲームギアソニックの完成系ともいえる遊びやすさ、メガドライブのシリーズと比較しても遜色ない出来映えです。

サンセットパークゾーン3の演出がカッコいいです。曲もサイコー。

ナックルズやファングの扱いが小さく、もう少し活躍の場が欲しかったなぁとは思いますが、間違いなくゲームギアソニックで一番オススメのゲームです。

05.『Gソニック』

発売日:1996年12月13日

開発元:アスペクト

発売元:セガ・エンタープライゼス

ゲームギアソニックシリーズ最終作にして、ゲームギアで発売された最後のタイトルです。テイルスがプレイアブルから外れ、代わりにナックルズでプレイが可能となっています。

・ダメージを受けても全てのリングをばらまかない。

・ソニック専用アクションはジャンプ中にもう一度ジャンプが出来るダブルジャンプ。

・ナックルズ専用アクションは「ソニック&ナックルズ」と同じく滑空と壁登り。

・ソニック&テイルスで登場したストライクダッシュや各種パワーアップアイテムは廃止された。

・アクト1およびアクト2にスペシャルリングが隠されており、それに触れるとスペシャルステージに行ける。画面奥に向かって走るキャラクターを操作し一定数のリングを集めればクリア。アクト1ではアイテムを入手できるだけだが、アクト2ではカオスエメラルドを入手できる。5つのカオスエメラルドを集めた状態で最終ボスを倒すと、その後に真の最終ボスが出現し、それを倒せば真のエンディングが見られる。

明智ピロシキのレビュー

面白さ  ★☆☆☆☆
難易度  ★★☆☆☆
ハマり度 ★☆☆☆☆

申し訳ないですが、とにかくパッとしない印象のゲームです。

グラフィックはゲームギア最終作というだけあって綺麗なんですが、動きが全体的にモッサリしていてスピード感に欠けるうえに、キャラクターが大きすぎて画面が狭く感じます。

せっかくソニック&テイルスでバラエティ豊かなアイテムが登場したのに軒並み廃止されているのも謎ですし、ステージ数も少なくなって全体的にスケールダウンしています。

96年~98年のソニック冬の時代を象徴するようなゲームですね。

これから遊ぶなら

ゲームギアミクロ

セガ生誕60周年、ゲームギア生誕30周年となる2020年にまさかの復刻。

4タイプ発売され、それぞれ4つの異なるゲームが収録されています。税別4,980円。

ブラックタイプに「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」

ブルータイプに「ソニック&テイルス」が収録されます。

 

 

3DS バーチャルコンソール

「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」「ソニック&テイルス2」「Gソニック」の4作品が配信されています。

 

ソニックメガコレクションプラス

PS2や初代Xboxで発売したオムニバスソフトです。ゲームキューブ版の「メガコレクション」には収録されていなかったゲームギアのゲームが6本収録されています。

「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」「ソニック&テイルス」「Gソニック」の他、

「ソニックドリフト」「ソニックラビリンス」「Dr.エッグマンのミーンビーンマシーン(国内未発売)」を収録。

さらにメガドライブのシリーズ7作品と、ソニック以外の隠しゲームが4作品も収録された超お得なコレクションです。

一定時間プレイしたゲームは、隠しコマンドなどの「ヒント」が解放されます。

 

ソニックジェムズコレクション

ゲームキューブやPS2で発売したオムニバスソフトです。

「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」「ソニック&テイルス2」の他、

「ソニックドリフト2」「ソニックスピンボール(国内未発売)」「テイルスのスカイパトロール」「テイルスアドベンチャー」を収録。

さらにシリーズタイトル3作品と、ソニック以外の隠しゲームを6作品収録しています。

「メガコレクションプラス」と同じく「ヒント」機能を搭載、さらにはクイックセーブ&ロード機能も実装しています。

 

ソニックアドベンチャーDX

ゲームキューブとWindowsで発売した「ソニックアドベンチャー」のリニューアル版。

このゲームには「プチゲームコレクション」というモードがあり、ゲーム内で様々な条件をクリアすることで、ゲームギアで発売したシリーズ全12作品(国内未発売タイトル含む)が遊べるようになります。

全てのゲームを解放するには、全エンブレム獲得&全ミッションクリアを達成する必要があるので、相当の根気とプレイスキルが求められますが、ゲームギアの全タイトルが一度に遊べるのはこのゲームだけです。

PS3とXbox360で配信されている「ソニックアドベンチャー」には、拡張コンテンツとして「DXパック」が配信されていますが、そちらには残念ながら「プチゲームコレクション」は収録されていませんので注意してください。

 

 

 

明智は「プチゲームコレクション」に激ハマリして、下手するとソニアド本編より遊んでたんじゃないかってくらいやり込んでました。

ゲームギアのピコピコしたBGMもめちゃくちゃ好みなんですよね。

あまり知られていないタイトルが多いですが、今回紹介しなかったタイトルも含めてゲームギアは隠れた名作揃いなので、興味がわいたらぜひともプレイして欲しいですね。

 

今回はここまで、次回もよろしく!

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ABOUT US
明智ピロシキ
多摩川乱歩(@tamagawa2525)とコンビで、ゲーム実況ユニット「あけたま」として主にニコニコ動画とYouTubeで活動中。90s後半〜00s前半のゲームは心の故郷。 ソニック実況「ソニックの歴史を振り返る会」クラシック編完走しました。