創作意欲が湧かない時の対処方法

ぼくは動画や文章を作るのが好きで、動画投稿を6年、当ブログを2年半ほど続けている(2020年5月現在)。

類は友を呼ぶなのか、付き合う人も最近はクリエイティブ系の人ばかりになってきた。

色んな種類のクリエイターと話すようになったが、創作活動をしていると必ずぶち当たる悩みの壁として「創作意欲(モチベーション)」の問題ってのがある。

  • 創作意欲が湧いてこないし、一瞬湧いても維持できない
  • やりたいことはあるのに、いざやれる時が来ても腰が重い
  • 昔は高かった創作意欲が、今は低下しているので何とか取り戻したい
  • スランプなのか創作意欲が完全に消え失せ、手が動かない

多分あなたも、この記事を見てるということは『創作意欲 湧かない』みたいなキーワードで調べてしまうくらいには悩んでるのだと思う。

今回は、色んな種類のクリエイターと話す中で見つけた、『創作意欲が湧かない時の対処方法』についてまとめてみる。

『創作意欲が湧かない』にもレベルがある

一口に『創作意欲が湧かない』という状態にも、以下のように2つに大別できる。

  1. 創作意欲が湧き上がってこない、創作意欲を維持できない場合
  2. 創作意欲が完全に枯れ失せ、創作に疲れやストレスを感じるような場合

ざっくり言いかえると、

  1. 創作活動のモチベーションが低い場合
  2. 創作活動にもはやストレスを感じる場合

となる。

どちらも『創作意欲が湧かない』状態ではあるが、対処方法は異なってくる。

 

① 創作意欲が湧かない、維持できない場合 の対処方法

まずは『1. 創作活動のモチベーションが低い場合』の対処方法ついて。

この場合も4つのタイプのクリエイターに分別できる。

  • 昔は高かった創作意欲を、取り戻したいタイプ
  • 創作意欲が湧く時と湧かない時の浮き沈みがあるタイプ
  • 承認欲求不足のタイプ
  • 自分の実力に失望しているタイプ

まずは創作意欲が湧かない時の全体的な対処方法と、後半ではタイプ別の対処方法も紹介する。

 

創作意欲が湧かない時の対処方法(全体)

① 創作時に茫漠な時間を用意しない

社会人で趣味に創作活動を嗜んでいる人はあるあるかもしれないが、

平日の僕

仕事忙しいなあ~~。。創作活動してえ~~!

次の休日はガッツリ趣味に打ち込もうーーっと!

休日の僕

休日で時間はあるけど、何か創作意欲湧かないな…
(関係ないスマホアプリぽちー)

という状況はめっっちゃくちゃある。これは何故なのか。

以下の記事の画像がイメージしやすかったので参考に掲載しておく。

参考: 創作意欲と仕事の関係ってこういうことかも? やる気を「液体」と考える理論に共感が集まる

普段は「創作意欲があり、モノづくりがしたい」と思っているのに、いざ創作のためにガッツリ時間を設けるとなんとなーーーくやる気が湧かず、結果全然関係ないスマホアプリとかNetflixとか見ちゃったりする現象。

 

こいつに打ち勝つために心得たいのは、

創作意欲は内弁慶なので、大きな舞台を用意されると恥ずかしくて出てこない。

ということ。

 

『さあ時間はたっぷり用意しましたよ、今日は思う存分創作しちゃってください。それではパフォーマンスどうぞ!!!!』

 

という感じでイケる訳がない。プレッシャーが半端じゃない。

まあ上記ほどプレッシャーを感じないまでも、何となく腰が重くなったり、何から手をつけようか考えるのが面倒だったりして、結局何もしないみたいなことは誰しもある。

 

『普段溜め込んでいる分の創作意欲を、まとまった時間で一気に発散しよう!』というのは、上記のように上手く消化しきれない場合が多い。

そのため創作意欲を落とさないようにするには、以下のような対応が考えられる。

  • 休日も普通に予定入れておく
  • 「予定まで創作活動しようかなー」など気軽な感じで始める
  • 作業のノリ次第で継続・中断を決める

繰り返しになるが『創作意欲は内弁慶』なので、大舞台を用意しないこと。

『小さい部屋で不意に始めた小踊りが止まらない』くらいの状態の方が楽しかったりするものだ。

「普段はあんなに創作モチベ高かったのに、いざやろうと思ったら何かやる気無くなっちゃうな…」という方は上の方法を試しつつ、茫漠な時間を用意し過ぎていないか確認してみよう。

 

②『創作意欲がどこから湧いてくるのか』把握しておく

自分の『創作意欲がどこから湧いてくるのか』を把握しておこう。

創作活動スイッチを自分で押せるようになれば、創作意欲の浮き沈みに振り回されなくなり、生産性も安定する。

以下では具体例として、僕の創作意欲が湧くタイミングを3つ紹介してみる。

  • 感動した作品に触れる
  • 自分よりレベルの低い人や、自分の過去の作品を見る
  • 効率の良い手法を知る

感動した作品にもう一度触れる

自分が好きな作品や、その道を志す影響を与えたものなどを見よう。

やっぱり原体験は重要で、自分の創作活動を見直す機会にもなるのでオススメ。

 

自分よりレベルの低い人や、自分の過去の作品を見る

これは個人差あるかもだが、「ゼロからモノを作る」よりも「既にあるものを改修したりアレンジする」方が楽だと思う。

特に自分の古い作品なんかは、顕著に粗が分かるので、『もっとこうした方が良いのに』を見つけやすい。

『もっとこうした方が良いのに』→『今の自分ならこうできそうだな』→『作ってみるか』のループに入るとスムーズに創作活動に取り掛かれるし、意外なアイデアが生まれたりする。

 

効率の良い手法を知る

同じ表現をするために、『もっと効率的で楽な手法を知る』ことは、重たい腰を軽くしてくれる。

例えばぼくは動画を作るが、「今まで手作業でめっちゃ時間かかってた表現、このスクリプトで一発じゃん!」みたいのを見つけるとすぐ試したくなるし、今後の作業が楽になると思うと嬉しい。

簡単に高いクオリティの成果が出せると、自分の実力が上がったような気になり意欲が増す。

 

『創作意欲が湧かない時には、これをやろう!』を自分の中で用意しておこう。

 

創作意欲が湧かない時の対処方法(タイプ別)

前半の対処方法を見直してもらったうえで、後半はクリエイターをタイプに分別して、特化した対処方法を考えてみる。

 

昔は高かった創作意欲を、取り戻したいタイプ

意欲出ないマン

創作を始めた当初は毎日が楽しかった…。あの頃に戻りたい…。

考え方の一つとして、プロゲーマー梅原大吾氏の以下の動画を参考にしてみてほしい。

動画の1時間26分辺りで、ウメハラ氏が回答している内容を引用。

自分にとって、子供が生まれるとかそういう一大イベントは置いといて、自分にとっての一番楽しいことは、おそらく過去にもうあるんですよ。
あれを超える楽しさってのはない。

なんでかって言うと、あの頃より自分が純粋になれることはないですから。
だから、もう失っちゃってるんですよ、一番楽しいことってのは。

んー、きっとみんなそうですよ。子供の頃より楽しいってことは、ない。

いろんなことを手にしてくけど、ほんとの意味で子供の頃より楽しいってことはないと思うんだけど、でもちょっとでもあの頃に近づきたいんですよね。

で、成功している人たち、成功してる人たちってひとくくりにするのも失礼だけど、
なかには、もっと名誉だ、もっと金だ、もっと偉くなりたいって。

その先に何かあると、感じてるんだろうなあ、と見ながら思うんだけど、「いやいや変わんねーだろって。これはどこまで行っても一緒だと思うよ」ってのが僕の感覚なんですよ。
だから何をこう求めて動いているのかと言われれば、“一番楽しかったあの頃にちょっとでも近づきたい”、ってことですね。

そのために、いらないものがあれば、平気で捨てちゃう。

 

思うに、原体験に勝る体験ってのは無くて、『創作を始めた頃の感情に戻る』とかは出来ないんじゃないかと。

『一番楽しかったあの頃にちょっとでも近づきたい』というウメハラ氏と、言いたい事は概ね同じだが、個人的には『大人になったから見える楽しさ』ってのがあると思う。

なので、創作を始めた当初の楽しさを”取り戻す”のではなく、今の年齢になったから見えてきた楽しさを”加えていく”工夫をすることで、結果『創作を始めたあの頃』に近づけるはず。

創作を始めた頃と、今の自分を比較して、新しい視点を活動に取り入れてみよう。

 

創作意欲が湧く時と湧かない時の浮き沈みがあるタイプ

意欲出ないマン

創作意欲が湧く時は湧くのだけど、浮き沈みがあって自分でコントロールできない…。

このタイプには先述した『『創作意欲がどこから湧いてくるのか』把握しておく』が効く。

『創作意欲がどこから湧いてくるのか』分析する方法は以下。

  • 創作意欲が湧く、アイデアが出たタイミングや行動メモを取る
  • 創作意欲が湧かない、何もやる気がしない時もメモを取る

分析さえできれば、あとは創作意欲が湧く時の行動をとり、湧かない時の行動を避けるだけ。

意外と、この分析作業自体が面白いのでクリエイタは一度やってみるのをおすすめする。

ちなみに僕の場合は、

【創作意欲やアイデアが湧く行動】

  • 自転車に乗ってゆっくり走る
  • 風呂に入る

 

【創作意欲やアイデアが湧かない行動】

  • 朝ごはんを多めに食べている
  • 昼寝し過ぎている

だったりする。これは絶対個人差があるので参考程度に。

重要なのはモチベーションの波をちゃんと分析する事。自分の攻略本を作るイメージで実践すると楽しい。

 

承認欲求不足のタイプ

意欲出ないマン

作っても成果物への反応が薄くてモチベーション上がらない…。もっと見られたい…。

SNSやWebサービス・アプリが潤沢になり、創作物を公開する機会は増えているし、『作ったからには見られたい』と思うのは自然な事。

直球の解決策としては、マーケットを分析してウケの良い作品を公開していくことで、

反応が増える → モチベーションが上がる → もっと創作する → もっと反応される

というサイクルを作れると思う。自分が公開している場所のニーズを調査してみるのは効果的なはず。

 

だが、承認欲求 > 創作意欲 であれば、極論「その創作活動じゃなくても良い」はずだ。反応されりゃいいのだから。

作品の価値判断は人それぞれなので、ここでとやかく論じるつもりはないが、『”見られれば良い”なら、他の方法はないか』は一考の余地がある。

大きなお世話かもしれないが、自分が感動した作品にもう一度触れたりすることで、『自分は何でこの創作活動を続けているのか』も再認識した方が良い。

創作すること自体の楽しさに意識が向くだけで解消される悩みかもしれない。

自分の実力に失望しているタイプ

意欲出ないマン

自分より上位互換の人ばかりだし、練習しても納得いくレベルにならないし、自分の実力がザコ過ぎてツラい…。

まず大前提として、全クリエイターが自分より高い理想があって、自分の実力に心から納得していない

「まあみんなそう思ってるかもしれないけど、その中でも自分は最弱…創作意欲湧かない…」と、実力不足への嘆きが止まらない方は、先述した『自分よりレベルの低い人や、自分の過去の作品を見る』を徹底しよう。

通称、“上を見るな下を見ろ”作戦。

タイムラインに犇めく神絵師たちに目がくらむかもしれないが、地に足付けて創作レベル上げたいなら、比較する対象はまず、昨日描いた自分の線であるべき。

 

思うに、実力への失望とは、“自分に期待し過ぎていること” と、”正確に自分の実力を測れていないこと” が主な原因じゃないかと。

弱い時分 <=> 現状 を比較してから、現状 <=> 理想 を比較するようにし、自分の実力がどのくらいかを”正確”に判断できれば、少なくとも漠然と期待し過ぎたり失望したりしなくなる。

 

自分がどのタイプのクリエイターなのか、自分の創作意欲は何を源泉とするのか調査し、ぜひ楽しい創作活動に役立ててみてほしい。

 

②創作意欲が枯れ失せ、疲れやストレスを感じるような場合 の対処方法

創作活動がもはやストレス、という人たち

創作者

モノづくりがシンドい。。。もうやめたい。。。

創作活動がもはやストレスで、疲れやシンドさを感じてしまう人たちがいる。

 

こういう人たちに『じゃあ活動をやめればいいじゃん』と思うのは当然なのだが、それほど簡単でもなく、これは結構根が深い。

 

創作に疲れやストレスを感じるのに、やめられない人

もちろん様々な理由があるとは思うが、こういう人たちに共通しがちな特徴がある。

  • 真面目過ぎる
  • 感情移入が深過ぎる
  • 頑固過ぎる

 

真面目過ぎる
創作者

自分は物書き。作品の表現力を伸ばすために以下を毎日やるぞ。。。

  • 新しい作品を1冊読破する
  • 知らない言葉を100個覚えて語彙力UP
  • 短編小説を毎日作成

上記のような真面目、言い換えるとストイック過ぎる面のあるクリエイター。修行僧タイプ。

スキルアップに憑りつかれてオーバーワーク気味だが、真面目な性格が災いしてハードルを下げたりできない。

 

感情移入が深過ぎる
創作者

私がこの作品を続けなければ、作中のキャラ達は『亡き者』になってしまう。。。

創作物への感情移入や思い入れが極端に深いクリエイター。大切にしていたぬいぐるみをずっと手放せないタイプ。

作るのはもうキツいのに、作り続けないと、大切な何かが無くなってしまうような気がしてストレスに感じる。

 

頑固過ぎる
創作者

生涯をかけてでも、広げた風呂敷を畳んで見せる。。。

思いついた全てのアイデアを、全て創作しきらないと納得できないクリエイター。ある意味、完璧主義なタイプ。

話の本筋と関係ない世界観や宗教観、民族性などを無限に掘り下げ続けたりしては、『これだけ時間をかけて設定を練り、風呂敷を広げたのだから絶対に書ききる』と書ききれない作品の呪縛から逃れられない。

 

創作意欲が枯れ失せ、疲れやストレスを感じるような場合 の対処方法

上記のような『創作に疲れやストレスを感じるのに、やめられない人』たちへ、創作意欲を取り戻すための”対処方法“と”やってはいけないこと“を紹介していく。

 

対処方法

①休もう

いきなり身も蓋もないアドバイスになるが、真面目・ストイック系クリエイターは特に意識的に休養しよう。

それは精神的な休養という側面ももちろんだが、イイ感じに休憩を入れた方が記憶への定着効率がが良いという研究もあるので、ハードワークを課すくらいなら休憩をしよう。

冷静に考えて、プロのアスリートであるほど休養を重要視し、ちゃんとメニューに取り入れるものだ。

リラックスしている時の方が良いアイデアも浮かびやすいし、脳は回復するし、生産性を維持できる。

本気でストイックならば、休養の重要性をしっかり認識することがプロ意識だ。

 

②創作=手を動かすという観念を払拭しよう

『作る』とは何も、机に噛り付いて没頭していることだけではない。

色んな角度からインプットし、ちゃんと咀嚼する時間も、間接的な作品作りだ。

 

例えば、小説家が「スキューバダイビング」をしたとする。

それは自身の創作活動には直接関係ないが、著者の中には「スキューバダイビングの体験・感覚」がインプットされる。

そのインプットを咀嚼した結果、新しい表現を書けるようになったりする。これが『間接的な創作活動』。

 

『作り続けないと、大切な何かが無くなってしまうような気がしてストレスに感じる』というクリエイター特に、この『作る』ことの考え方を広く持った方が良い。

その作品をより良くするための手段として、別の角度のインプットを増やすべきだ。

すると自然と『人生を謳歌している限り、自分の中の作品は死なない』実感が持てるようになり、快適になっていくはずだ。

 

③創作は、作らなくちゃいけないものではない。

ストレスを感じている人は、いつからか創作を「やらなくちゃいけないもの」として認識し始めてしまっている。

まず元来、創作は自由なものだ。

それゆえ、自分でルールを決めていくことが出来るわけだが、真面目な人ほど自分で決めたルールに縛られてしまうことがある。

先述した、「休養する」「多角的にインプットする」を試しつつ、作品に対する不要な使命感を払拭しよう。

それが捨てきれたら、少しずつ「① 創作意欲が湧かない、維持できない場合 の対処方法」にシフトしていけば良い。

君も、作品も、自由であるべきだ。

 

やってはいけないこと

「創作意欲 上げ方」とかで調べると、

  • とにかく手を動かしてみる
  • 毎日少しだけでもやり続け習慣にする

みたいなアドバイスがヒットしたりするが、創作をストレスに感じてい人は、これは絶対にやめろ。

上記のような方法は、『① 創作意欲が湧かない、維持できない場合 の対処方法』として一種の荒療治にはなるだろう。

 

だが創作意欲が枯れ切ってツラい人にとっては、もうそういう段階じゃない。

創作意欲が失せストレスを抱えている人は、基本的に休むべきだ。

その上で楽にできるインプットを色んな角度から試してみて、心にゆとりが出来始めたら、段々と創作意欲を上げ楽しめる施策をしていく。

 

心が嫌がっている状態で、何かを強制的に進行するのは、もはやブラック企業に苦しみ命を絶つ心理と同様と言っていい。

思考停止で手を動かし続けるのは、絶対に避けるようにしよう。

 

創作意欲が湧かない時の対処方法 まとめ

長くなったので最後にまとめてみる。

『創作意欲が湧かない』には2種類ある

  1. 創作意欲が湧き上がってこない、創作意欲を維持できない場合
  2. 創作意欲が完全に枯れ失せ、創作に疲れやストレスを感じるような場合

1の場合 → 創作意欲が湧かない時を分析し、対処方法を試そう
2の場合 → 創作に対する考え方を見直しつつ、基本的に休もう

結論:自分の今の気持ちと、創作スタイルを見直して、いつでも楽しく活動するために出来る事をしていこう。

 

ということで久々に真面目な文章を書いた。

創作意欲が湧かなくて苦しんでいる人を結構見てきたので、そいつらに向けて何か助言できればと思って書いたらめちゃくちゃ長くなってしまった。

クリエイターなら大なり小なり皆ある悩みだと思うし、ぼく自身もモノを作り続ける中で四苦八苦しながら過ごしている。

同じ悩みで苦しんでいる人へ、少しでも助力になることがあれば嬉しいな。

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