ども、多摩川乱歩(@tamagawa2525)です。
先日こんなツイートをしました。
誰もクリスマスプレゼントくれないから自分用にクソ高いヘッドホンをポチった
— 多摩川乱歩@あけたまゲーム実況 (@tamagawa2525) December 24, 2020
誰もクリスマスプレゼントくれないから自分用にクソ高いヘッドホンをポチった
クリスマス1人だし仕事だし世の中クソだなってことで、耳を塞ぐためにめちゃくちゃ良いヘッドホンをAmazonで購入したんで今回はそのレビューと使ってみた感想記事を書いていきます。
同じ境遇だった方はぜひ見ていってください。
AKG K712 PRO-Y3 開封
ジャン。
今回購入いたしました「AKG K712 Pro」です。
購入価格は約35000円。今まで買ったヘッドホンの中では最高金額。ヒエ~~!(椅子から転げ落ちる)
後述しますが、Amazonで買うと比較的安く買えます。
そもそも AKG とは?
AKG(アーカーゲーと読むよ!)はオーストリアの首都・ウィーンで設立された、音響機器の設計と製造を行っているメーカー。
ウィーンと言えば、モーツァルトやベートーヴェンなど、数多く音楽家を生み出した「音楽の都」。
そこで数多のオーディオマニアを唸らせ続けた老舗メーカーでございます。
AKGのヘッドホンは原音に忠実なことが特徴で、モニターヘッドホンとしての評価も非常に高いです。
今回購入した「AKG K712 Pro」はAKGヘッドホンシリーズの中でも開放型(オープンエアー)の比較的新しく、同じ開放型の「K702-Y3」という商品の進化版という位置づけになっています。
AKG K712 Pro を開封するよ
さっそくAKG K712 Proを開封していきます。
御開帳~~~!
と思ったらいきなり真っ黒。何これ?
上に掛かってた布は、黒いキャリングケースでした。
AKGタグのついた巾着タイプ。ベロア地で触り心地がスベスベです。
キャリングケースを退かすと↑こんな感じ。
箱はマジックテープで留められており、開封が楽で良かったです。
こちらが開封後の内容物一式。
同梱されているのは以下の通りです。
- キャリングケース
- K712 ヘッドホン 本体
- 3mストレートケーブ [3.5mmステレオミニプラグ(金メッキ)]
- 5mカールコード [3.5mmステレオミニプラグ(金メッキ)]
- 保証書
- AKGステッカー
あと中国語で書かれた謎の紙が入ってました。材質チェック表?
読めないですし、偽物か?みたいになんとなく不安になりますね。
箱には「Designed and engineered in Austria by AKG Accoustics. Made In Slovakia」の文字。
K712 Proはもう結構前(5年以上?)からスロバキア製に置き換わっているようです。
ドン。こちらヘッドホン本体。
あまり見かけないオレンジのフレームが印象的です。カッケェェェ!
ヘッドバンドのところは本革使用。高級感あります。
オレンジ色のステッチが統一感出してますね。
先述した通り2つのケーブルが同梱されています。
- 3mストレートケーブ (画像左側)
- 5mカールコード (画像右側)
ぼくは今まで長いコードを垂らしたまま使用していたため「カールコードがスッキリして良さそうだなー」というのも購入に至ったポイント。
端子はどちらのケーブルも3.5mmステレオミニプラグ。
オーディオインターフェースやアンプなどで用いられる6.35mmミニプラグの変換プラグも付いてます。
ケーブルの交換は、ヘッドホン側の設置部分に好きなケーブルを差し込めばOK。カチッとハマるのが気持ちの良いモノづくりです。
コードを抜く時は、コード端子側のボタンを押した状態だと引き抜くことができます。
リケーブル可能ということで、好きなケーブルに差し替えて自分好みの音質に調整できるのも魅力的。
そもそもリケーブル可能なヘッドホン自体が初めてなので、個人的には「そこ取り外せるんだ~!?」という感じで結構感動してます。
イヤーパッドは耳をすっぽり覆ってくれる大型サイズ。回すと取り外しが可能です。
またクッションの効いたベロア素材のパッドで、長時間ヘッドホンを装着しっぱなしでも痛くならず快適な付け心地。
何なら耳周りがスベスベで気持ち良いです。ずっと付けていたい。
っていうか僕よく知らなかったんですけど、オーディオマニアの間ではイヤーパッドの交換は当たり前で、半年に1回くらいは新しいものにするみたいですね。
↑みたいにイヤーパッドだけで売ってることも知りませんでした。長く使いたいし交換していこっと。
セルフアジャストになっているので、装着するだけでヘッドバンドの長さがスライドされ自動調整されます。
アジャストの動きもスムーズです。
ただ調節バンド部分はゴムリングになっているので、バンド部分を引っ張り続けているの伸びてしまいそうな気配。
保管時はオレンジのアーム部分を掛けるようにしておくように気をつけましょう。
今まで使用していたaudio-technicaのオープンエアーヘッドホンは、ヘッドバンドのとこが緩くて、100均のゴムバンドをくぐらせて使っていたんで、頭部の快適さが革命的に変わりましたね。
AKG K712 PRO-Y3 の使用感レビュー
聴き心地・音質
タイプ:オープンエアー型
再生周波数帯域:10Hz ~ 39.8kHz
最大許容入力:200mW
インピーダンス:62Ω
重量(ケーブル含まず):235g
仕様は↑のような感じ。
嘘が無く、解像度が非常に高いクリアな音
モニターヘッドホンとしても使われるくらいなので、良くも悪くもめちゃくちゃフラットな音質です。
今まで使っていたオーテクのヘッドホンが誇張していた音域がバサッと抑えられたため、付け替えた最初は若干物足りなさを感じました。
が、音の解像度がとにかく高い。
ハイレゾでジャズ音源を聴いたりした際の、ハイハットの刻みとか、コントラバスの運指とか、サックスが室内に響く感じとかが全部「見える」みたいに聞こえますマジで。
上手く伝わるかわかりませんが、音の粒子がめちゃくちゃ細かくクッキリわかる感じです。
出力が弱めなのでアンプ・IFは不可欠
他の方のレビューにも結構ありますが、出力が弱め(というか不要なブーストをしない)ので、音量が少し弱めになっています。
なので、しっかり出力できるアンプやオーディオインターフェースがあって初めてK712のポテンシャルを100%発揮できるようになります。
自分は以前ブログでもご紹介した「QUAD-CAPTURE UA-55」を通して使用しておりますが、以前使っていたオーテクのヘッドホンに対し、OUTPUTのツマミを1目盛り上げて同じくらいのボリュームという感じになりました。
開放型(オープンエアー)なので音漏れは注意
オープンエアー型のヘッドホンを使ったことが無い方向けになりますが、このタイプは音漏れが大きく、外で聞くには適しません。
オープンエアー型は一方で、音がこもらず抜けがよく、広いステージ感が出るのが特徴なのと、ハウジングが密閉型に比べ軽いため、装着感も軽いのが魅力になります。
自分は自宅の作業場でしか使用しないので問題なしですが、外でも使いたい!という方は密閉型のヘッドホンを選ぶようにしましょう。
ちなみに開放型(オープンエアー)は一般的に低音域が不足しがちと言われていますが、K712は全域バランスよく鳴ってくれる印象で、低音が特別弱いという感じは一切ありません。
しっかり音を出せるアンプやIFを通せば、迫力のあるサウンドにもしっかり対応してくれます。
装着感・付け心地
軽いフィット感で、長時間付けても疲れない
235gと比較的軽い重量に加え、セルフアジャストも絶妙な力加減ですし、ヘッドバンドも太めの革で作られているので、頭の一部みたいにフィットします。
休日はガチで入浴以外の1日中ヘッドホン付けて生活する僕ですが、側頭部の圧迫感や痛み、疲れなどは一切ないです。これ凄い感動。
イヤーパッドがモチモチで気持ち良い
交換可能なイヤーパッドですが、最初から付いている純正のものが既にモチモチで良い感じです。
ベロア素材のスベスベな肌触りに、フワッと側頭部に吸い付くクッションがピッタリで、オーダーメイドか?ってフィット感。
【レビュー】AKG「K712 PRO-Y3」の感想を正直に書いていく まとめ
今回は購入した万能ヘッドホン「AKG K712 PRO-Y3」の使用感、レビューをまとめてみました。
類似モデル「K702」と「K712」の比較
実は元々、K712の前モデルにあたる「K702」の購入を検討していました。
なのですが、「K702」はAmazonレビューを見てみると、断線が発生するケースが非常に多いようです。
内部の構造上断線しやすく、中を開けて購入者自らはんだ付けして直さねばいけないようでした。
もちろん全部が全部ということではないと思いますが、安い買い物ではないので、より新しく評判が良い「K712」を購入した次第です。
【追記】購入から3か月使ってみて
3か月毎日使用しましたが、どこの劣化も故障もなく、良い状態のまま使えています。
3か月使ってみて感じたこと
- 1日中付けっぱなしでも側頭部が痛くならない(まったく)
- 音楽を聴くのが楽しい
- ゲームで使用すると耳からの情報がスゴイ
- ストレートケーブルは全く使わなくなり、ずっとカールコードを付けっぱなし
- 頭の大きさのせいか、ヘッドホンの位置が後頭部側にズレる時がある
動画制作で1日中つけていても頭が全然痛くならないのがマジですごいです。
また、ゲームでもそのまま使っていますが、Apexやスプラトゥーンなどのシューティングゲームにおいて『音で敵の位置がなんとなくわかる』ようになり勝率が上がりました。ゲーマーは全員付けろ。
強いて不満を言えばヘッドホンの位置が、後頭部側にズレることがあります。
頭の形にもよるでしょうし、別に頻繁に起こるわけじゃないんですが、ゲームとかしてて頭を不意に動かした時に、勢いに負けてそのまま後ろ側へみたいなことがあります。
それ以外は本当に不満0で、かなーーり満足しています。粗が無い。
買うんだったらマジでAmazonおすすめ
「K712」を購入する場合、Amazonで買うことを強く推奨です。
AKG公式サイトでは43,880円のところ、Amazonだと新品 36,980円で購入できます(!)。
それだけで7000円近くお得ですが、加えて付与されるAmazonポイントと、Amazonギフト券を併用すると追加で1600円くらいお得になるんで、何なら交換用のイヤーパッドを一緒に買えるくらいのアドバンテージです。
いや~~~、マジで買って良かった。
2020年買って良かったものランキングに、年末ギリギリ滑りこんできたK712ですが、個人的には今年1位レベルで良い買い物したなという感じです。
僕としてはヘッドホンは毎日ずーーーっと使うものなので、今回良い物に換えたことでQOLがめちゃくちゃ爆上がりしました。
来年はK712を使いつつ、ドンドン作品作っていくぞ~~~~~!!!
今までありがとう、オーディオテクニカ…。
お前と作った音楽や動画を見返す度に、お前のこと思い出すからよ…。
今回はここまで!
次回もよろしく!
◆「K712」他の人のレビューです!ご参考に!
https://www.e-earphone.jp/product_review/97201/detail/
AKG K712 PRO-Y3(オープンエアー型)(国内正規品・3年間保証)
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