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ギフトピア考察・感想 ~”オトナ”とは何か~

どうも多摩川乱歩(@tamagawa2525)です。

突然ですが、読者のあなたに質問です。

 

Q: 『大人』とは何でしょうか?

 

この問いに答えが詰まる、悩んでしまうという方は、今から紹介する『ギフトピア』というゲームをぜひプレイしてみてください。

ボクは5年くらいニコニコYouTubeでゲーム実況動画を投稿していて、印象的なゲームを様々プレイしてきましたが、その中でも特に忘れられない、今でも鮮明に思い出すほど心にぶっ刺さったゲームタイトル、

『ギフトピア』

ご存知でしょうか? あまりメジャーではないかも知れません。

今回は僕の人生で一番印象的だった神ゲー『ギフトピア』について考察と感想、魅力をまとめてみようと思います。

ギフトピア とは

ギフトピアの概要

一応サクッと概要を紹介しておきます。

南の島「ナナシ島」に住む少年ポックルが、大人になるための方法を探すRPG。

ギフトピアは2003年4月25日、任天堂から発売されたニンテンドーゲームキューブ用ソフトです。

ジャンルは『オルタナティブRPG』ということで、ドラクエのような王道RPGと異なり戦闘などはありません
島の住人たちと会話したり、アクションしていくことで物語が進んでいきます。

トゥーンレンダリングされた、ちょっとクセのあるキャラクター達。

独特の世界観に最初は正直ちょっと抵抗感があったりするかもですが、ゲームが終わる頃には不思議と可愛く見えるんでマジで不思議です。

 

ざっくりとしたギフトピアのあらすじ

舞台となる”ナナシ島”では「大人式」という大人になるための伝統儀式が行われていた。

主人公ポックルはこの大事な儀式に寝坊してしまう。慌てて飛び起き会場に向かうも、村長のメイヤーから「反逆罪」と告げられ牢屋に入れられてしまう。

オトナ式を再び執り行うためには500万マネという大金が必要。資金を集め、ポックルは再オトナ式に向けて動き出す。。。

 

といった感じで要するにギフトピアは『大人を目指して進めていく』ゲームです。

ギフトピアの魅力。どう面白いのか?

結論を先に言うと、

オトナとは何かめちゃくちゃ考えさせてくれる

ってのがギフトピアの面白さだと思ってます。

でもそれは、考えることを強要されている感じでは決してなくて、ぼんやりとした『オトナとは』という考えが、何となく胸に引っかかったままプレイするみたいな感覚。

このゲーム最大の魅力は、ストーリーが軌道に乗り始めた頃にやってきます。

 

 

※以下ネタバレ注意

 

 

 

ゲームが進んでいき、プレーヤーはなんとなくナナシ島のことやお金(マネ)の増やし方を理解し始めていくはず。

「目標の500万マネは遠いなー」とか思いながら、クリアを目指してコツコツ進み始めますが、そんな生活の中である一人のキャラクターと出会います。

島の外れに一人で暮らす『ジギー』。

ジギーとの出会いで、プレーヤーはマネを貯める以外に『もう一つのオトナになる方法』を知ります。

それは『人のネガイを叶える』こと。

そう、プレーヤーはこのタイミングで

  • お金を貯めてエンディングを目指す
  • ネガイを叶えてエンディングを目指す

という2つの分岐にぶち当たり、どちらかを目指して進めていかねばなりません。

これがこのゲーム最大の衝撃というか、ゲームクリア条件をまるっとひっくり返すサプライズになっており、ここからプレイ方針は全く違うものになっていきます。

 

オトナになるための『選択肢』

自分の生き方は自分で決めるんじゃな
by ジギー

お金でエンディングを目指すか、ネガイでエンディングを目指すか、プレーヤーは決めていかねばいけません。
が、ここでバキッとルートが確定するわけではなく、物語の後半まで『どっちでもクリアできる』状態が長いこと続きます。

そこがギフトピアのスゲエ好きな部分で、どっちのルートを選んでも、なんとなくもう一方のルートが気になってしまうんですよね。

500万マネルートを選べば

『お金を貯めることが、オトナになるってことなのかな…?』

って思いますし、ネガイルートを選べば

『お金を貯めながら進めた方が堅実的だったかな…』

とか思います。

 

あなたはどっちを選びますか?

ボクが初プレイした時は、

19歳の僕

お金が人をオトナにしてくれるわけじゃねえだろ!

人のネガイを叶えて、助け合いながら過ごしていける方が立派なオトナだ!

とか思ってネガイルートを進めていったんですけど、これ既プレイの皆さんはどうでしたか?

 

共感してもらえるか分かんないですが、ゲームを進めていると

『人のネガイを叶えたから、オトナになれるのか…?』

という変に哲学的な不安がずっと付きまとうようになりました。

 

ゲームと現実をごっちゃにして考える必要は別にないんですけど、現実的に「オトナ」と「お金」の関係って切り離せないですよね。
経済的に自立していることって、オトナらしさの一要素な気がします。少なくとも子供っぽくはないです。

「じゃあお金が人をオトナにするのか?」と問われればやっぱりそんなこともなさそうで。

答えを持ち合わせないまま何となく精神性とかを尊重した気になってネガイルートを選択してしまった結果、『ネガイが人をオトナにするのか』という問いに答えられない不安と自信の無さを抱えながら暗中模索することになる。。。

『コレ合ってるの?』という感じで進むのがギフトピアらしい面白さでもあり、怖さです。哲学の沼。

マジで生真面目な人だったらここで考えすぎてプレイ継続できなくなるんじゃねえかな。

僕はその気持ちが分かってしまうくらいには、ギフトピアという沼にハマり込んでしまっていたのでした。

 

ギフトピアの考察と『大人』とは何か?

ボクがギフトピアをプレイしたのは、ちょうど成人寸前の19歳の時。

2015年1月12日(成人の日)~同年3月21日(ボクの20歳の誕生日)まで、一日一時間ずつプレイしてクリアするという縛り実況プレイを行っていました。


当時は実況動画を始めたてで、今にも増してトークがおぼつかない感じだがご容赦願いたいっす。

リアルでちょうど20歳を迎える心境で、このギフトピアに手を付けてしまったものだから

『大人って何だ???』

という例の哲学が日々頭の中を埋め尽くしていまして。

周りの「大人」だと思っていた人たちも、得体の知れない何かに見えて怖くなったりするレベルでした。

普段割と楽観的で物事を深く考えない性格なので、『大人とは何か』という難問に付きまとわれていた時期は結構苦しかったりしたことを覚えてます。

ギフトピアを通して感じた『大人とは何か』

ギフトピアを最後までプレイしながら考え続けた結果、当時はその考察にこんな答えを出しました。

俯瞰で自分を見れる人

俯瞰で自分を見れる人」。

言い換えれば、自分の「」きさを知る「」。

この『GIFTPIA』というゲームは単に主人公(ポックル)を大人に導いていくゲームなのではなく、

自分の分身(ポックル)を俯瞰で見つめ動かしていくことで、『大人』を疑似体験させてくれるゲームなのだと思います。

 

自分の分身(ポックル)を俯瞰で見ているプレイヤー(自分)は、手探りながらではあるものの『何をすべきか』分かっているはずです。

きっとそれは現実の世界でも同じで、自分の事を俯瞰で見れた時に、『何をすべきか』が分かる。自分の人生の進み方が分かるのではないでしょうか。

この解釈が自分の中で腹落ちした理由として、ギフトピアのタイトルロゴを見返した時に Iに目が付いているんですよね。

「ギフトピア」タイトルロゴの目の意味

オトナとは「自分を俯瞰で見れる人」。

この解釈を流用すると、ギフトピアの目は…

I…自分を
EYE…見る目

そんなメッセージをタイトルロゴから感じざるを得ない!!!!(大声)

ネガイが正しいとか、
お金が全てだとかじゃなくて、

自分を俯瞰で捉えながら「何をすべきか」考えることこそが『オトナ』なのだと。

 

じゃあ『あなたは大人ですか?』って話

そこなんですよね。難しいですよね。

改めて読者のあなたに質問です。

 

自分の人生のコントローラをちゃんと握りしめて、やりたいようにプレイできている自覚はありますか?

 

そう聞かれると、ウっと胸が痛い気がしませんか?

 

現実とゲームはもちろん違いますが、コントローラを握っていないのにゲームが思うように進まないことを嘆いたりしていませんか?

 

ボクはそうでした。
そのことをギフトピアが教えてくれました。

ボクと同じような人にとっては『ギフトピア』がきっと沁み込むはずです。

 

そのゲームをプレイする』と決めてコントローラを握った時点で、もしかしたら少し“大人”なのかも知れませんね。

 

ギフトピアの感想とまとめ

間違いなくボクの人生で一番影響を与えられたゲーム『ギフトピア』の考察・感想まとめでした。

本当にこのゲームに出会えてよかった。

こうやって言葉にすると陳腐になってしまうのがマジで悔しいっす。

 

初プレイから5年。ボクも25歳になりました。
意外と「大人」に対する考え方は当時と変わっていません。

19歳の頃の、ギフトピアに噛り付いてプレイしていたあの瞬間の方が、案外『オトナ』だったのかもしれないなーとか思ったりもします。

あの頃思い描いた『大人』には、まだまだ程遠いですが、明日もコントローラをしっかり握って楽しくプレイしていきます。

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