ども、明智です。
令和元年にスタートしたあけたまの新企画
「平成まるっと振り返り!30タイトル実況マラソン」
楽しんでますか?
(ラジオ動画part1はコチラ → https://youtu.be/e2-bb8i5cmw )
ラジオ動画では年度ごとの重大な出来事やビッグタイトルについて解説していますが、
ブログの方では、ラジオ動画で拾いきれなかった話や、紹介しきれなかったゲームの話をしていきます。
今回の記事では、平成元年(1989年)に発売したゲームから選りすぐりのタイトルをピックアップし、かるーく紹介していこうと思います。
「このゲームは、こんな前に発売していたんだ!」
「知らないゲームだけど、面白そう!」
調べていると色々な発見があり、感心しっぱなしでした。
めちゃくちゃゲームで遊びたくなるので注意してください。
平成元年(1989年)発売のゲームたち
ファミコン
・ワギャンランド(2/9発売 ナムコ)
ポップな色合いが特徴の横スクロールアクション「ワギャンランド」シリーズ一作目。ボス戦はしりとりや神経衰弱で戦います。
・ウィザードリィⅡ リルガミンの遺産(2/21発売 タイトー)
米Sir-Tech Software開発の3DダンジョンRPGの始祖「ウィザードリィ」シリーズ三作目の移植版。事情によりファミコンではⅡとして発売されました。AppleⅡ用のオリジナル版から村正・聖なる鎧・手裏剣といったアイテムが追加されています。
・爆笑!!人生劇場(3/17発売 タイトー)
人生ゲームのようなボードゲームのシリーズ一作目。最大4人で対戦できます。顔を自由に作成できるのが面白かったのだとか。
・ダウンタウン熱血物語(4/25発売 テクノスジャパン)
「くにおくんシリーズ」三作目にして「ダウンタウンシリーズ」の一作目としても扱われるアクションゲーム。「くにお」とライバルの「りき」を操作して、敵をなぎ倒しながら攫われたヒロイン(りきの彼女)を助けに行くストーリー。
・ファミコン探偵倶楽部 PARTⅡうしろに立つ少女(前編 5/23発売 後編 6/30発売 任天堂)
ディスクシステムで配信されたテキストミステリーアドベンチャー。任天堂発売のゲームで初めてCEROによる年齢制限がつく。Switchでオリジナルメンバー監修によるフルボイスリメイクが発売されることが発表されたばかり。
・クインティ(6/27発売 ナムコ)
ポケモンで有名なゲームフリークの処女作。パネルを「めくる」アクションをカギとする画面固定型アクションゲーム。クインティは主人公の妹の名前で、彼女は兄のことが好きなあまり兄のガールフレンドをさらってラスボスとして立ちはだかる。
・MOTHER(7/27発売 任天堂)
「エンディングまで、泣くんじゃない。」
コピーライターの糸井重里がゲームデザインを手掛けたRPG。現代風のアメリカの片田舎から始まる冒険。超能力が使えるけれど、ごく平凡な少年少女たちが成長していく物語。ちょっと不気味だけど奇妙で愛嬌のあるキャラクターたち。コピーライターならではの言葉選びのセンス。エモーショナルなBGM。これまでのRPGにはなかった要素がてんこ盛り。大ヒットこそしなかったものの、後のゲーム界に大きな影響を与えました。
・ウルティマ 〜聖者への道〜(9/20発売 ポニーキャニオン)
米Origin Systems開発のコンピュータRPGの祖「ウルティマ」シリーズ四作目の移植版。ウルティマシリーズにおける第二部の一作目にあたり、三原理や八徳といったウルティマを代表する要素が初登場しました。
・悪魔城伝説(12/22発売 コナミ)
「悪魔城ドラキュラ」シリーズのファミコン三作目。一作目の100年前が舞台。以降の作品にも度々登場する重要人物でドラキュラ伯爵の息子であるアルカードが初登場しました。
PCエンジン
・ネクタリス(2/9発売 ハドソン)
月面を舞台にした戦略シミュレーションゲーム。シンプルながら洗練されたシステムが支持される。タイトルのネクタリスは実際の「月の海」のひとつである「神酒(ネクタール)の海」からとられています。
・ダンジョンエクスプローラー(3/9発売 ハドソン)
アトラス開発の見下ろし型アクションRPG。アタリ社の「ガントレット」に着想を得て開発されました。始めに8つの職業を選ぶことができ、マルチタップを使えば最大5人での冒険が可能です。
・ファイヤープロレスリング(6/22発売 ヒューマン)
プロレスゲームの最大手。ボタンをタイミングよく推すことで技が出せるシステムが斬新。現在はスパイク・チュンソフトが開発と販売をしています。
・天外魔境ZIRIA(6/30発売 ハドソン)
世界初のCD-ROMを使用したRPG。「外国人から観た誤った日本観」がコンセプトで、発案はマルチクリエイターで知られる広井王子。アニメーション表現やプロの声優によるボイス、坂本龍一が手掛けた生演奏のテーマ曲を使用するなど、当時では考えられないスケールの演出を実現しました。
・バトルエース(11/30発売 ハドソン)
PCエンジンの上位互換機「PCエンジンスーパーグラフィックス」と同時発売された、コクピット視点の3Dシューティング。新ハードの性能をいかんなく発揮したグラフィックが魅力。
・PC原人(12/15発売 ハドソン)
PCエンジン専門誌の四コマ漫画を原作とする横スクロールアクション。後にGBやSFCでもシリーズ化されました。
メガドライブ
・ファンタシースターⅡ〜還らざる時の終わりに〜(3/21発売 セガ)
セガ・マークⅢおよびマスターシステム用として発売されたSFファンタジーRPG「ファンタシースター」の続編。メガドライブのRPGの中でも屈指の高難易度で脱落者を多くうみながらも、いまだファンから支持される名作です。
・ザ・スーパー忍(12/2発売 セガ)
アーケードで稼働していた横スクロールアクション「忍-SINOBI-」の続編。ボスキャラクターがなんだか見たことのあるやつらばかりで、時代の大らかさを感じさせます。
・ヘルツォーク・ツヴァイ(12/15発売 テクノソフト)
PC-88などで発売されたリラルタイムストラテジー「ヘルツォーク」の続編。メガドライブ初期の隠れた名作。
ゲームボーイ
・スーパーマリオランド(4/21発売 任天堂)
GBのマリオシリーズ第一弾。横スクロール面だけでなくシューティング面が存在する。サラサランドのお姫様であるデイジー姫が初登場。彼女がヒロイン役で登場した唯一のゲームです。
・テトリス(6/14発売 任天堂)
ロシア生まれの落ち物パズルの代名詞。日本では’88年にセガがアーケードでテトリスを発売しており、知名度が上がったところにこのGB版が発売されました。セガ版では使用されなかった「コロブチカ」がBGMに使用されており、テトリスといえばコロブチカというイメージを日本にも浸透させました。通信ケーブルを使用しての対戦が可能で、相手を妨害するようにブロックがせりあがるシステムを導入した初めてのテトリスでもあります。GB用ソフトとしてはカセット単体での最大セールスを樹立しています。
・魔界塔士 Sa・Ga(12/15発売 スクウェア)
GBで発売された初めての本格RPGにしてスクウェア初のミリオンセールス。ファイナルファンタジーから派生し、演出面よりもシステム面を追及していった形ともいえる「サガ」シリーズの原点。8つの種族から一つを選びアジア風の要素が散りばめられた23階層にもおよぶ塔を攻略していきます。この作品の成功が後に「ポケットモンスター」が制作されるきっかけになったともいわれています。
アーケード
・ワルキューレの伝説(4/21稼働開始 ナムコ)
見下ろし型アクションRPG「ワルキューレ」シリーズの二作目。ファミコンで発売された前作より格段にグラフィックが向上し、二人同時プレイも可能になりました。当時としては珍しくキャラクター人気からグッズ販売などが展開されました。
・ダライアスⅡ(9/15稼働開始 タイトー)
タイトーを代表する横スクロールシューティングのシリーズ二作目。多画面筐体の迫力はアーケードならでは。機械と海洋生物が融合したようなデザインの敵キャラクターたちがカッコいい。
・グラディウスIII -伝説から神話へ-(12/11稼働 コナミ)
凝った演出と世界観、圧倒的パワフルなショットで横スクロールシューティングの代名詞となったシリーズの集大成的作品。当時はこのⅢを最終作とする予定だったことから、演出の気合の入れ方が半端ない。
・ファイナルファイト(12/14稼働 カプコン)
ベルトスクロールアクションの金字塔となった作品。三人の個性が異なるキャラクターから一人を選び、様々なアクションや武器を駆使して群がる敵を片っ端から蹴散らしていく爽快なゲームです。二人プレイでは協力するだけでなく、スコアを奪い合ったり邪魔しあったりしたあげく、リアルファイトに発展することも珍しくなかったそうな。
・R-TYPEⅡ(12月稼働 アイレム)
グラディウスと双璧をなす横スクロールシューティングシリーズの第二作。より洗練され高難易度化しています。
・キャメルトライ(稼働日不明 タイトー)
ボールを転がして迷路のゴールまで導くアクションパズルゲーム。ボール自体を操作するのではなく、背景の迷路を360度回転させることでボールを転がしていくため、操作に慣れが必要。
・ヴォルフィード(稼働日不明 タイトー)
タイトーアメリカが開発した陣取りパズル「QIX」を発展させた作品。敵の妨害をかわしつつ、フィールドの8割をラインで囲み切ればクリア。
・フェリオス(稼働日不明 ナムコ)
ギリシア神話をモチーフにした縦シューティング。アルテミスがエロ可愛い。
PC
・サーク ジ・アート・オブ・ビジュアル・ステージ(PC-88 5月発売 マイクロキャビン)
VR(Visual Representation)システムを初めて採用し、マップの高低差や奥行きなどの表現を可能にして話題になりました。三部作や外伝がつくられるなどシリーズ化も果たしています。
・ワンダラーズ フロム イース(PC-88 7/21発売 日本ファルコム)
赤毛の剣士アドル・クリスティンの冒険を描くアクションRPGの代表作「イース」シリーズの三作目。イース大陸を舞台としないことから当時は外伝的位置づけで、トップビューからサイドビューにゲーム性も変更されていましたが、後に正式に「イースⅢ」として扱われるようになりました。2005年にwindowsで発売された「イース -フェルガナの誓い-」は本作をトップビューでリメイクした作品です。
・魔導物語(MSX2 11/7発売 コンパイル)
コンパイルのディスクマガジン「ディスクステーション」のクリスマス号に収録されていたゲームで、「魔導物語」シリーズの原点となる作品。後に発売された「魔導物語1-2-3」の第二部の原型であることから「魔導物語 EPISODE II CARBUNCLE」と称されることが多い。いまとなっては派生作品の「ぷよぷよ」の方が有名ですがこちらが原作です。見た目は普通の3DダンジョンRPGですが、戦闘ではお互いのHPが表示されず、テキストでダメージの大きさや瀕死度合いを表現するという特徴があります。
・ドラゴンスレイヤー英雄伝説(PC-88 12/10発売 日本ファルコム)
ドラゴンスレイヤーシリーズ第六弾にして、英雄伝説シリーズの一作目。アクションゲームからドラクエ風RPGに転換し、ドラスレシリーズを出自とするシリーズでは唯一現在まで続いているシリーズとなりました。
・天下統一(PC-98 発売日不明 システムソフト)
戦国シミュレーションゲームの一大ブランド。演出面よりシステム面に重きを置き、当時覇権を握っていた光栄マイコンシステム(現コーエーテクモゲームス)開発の「信長の野望」シリーズと勢力を二分したと言われています。
・ポピュラス(Amigaなど 発売日不明 米Electronic Arts)
イギリスのスタジオが開発したリアルタイムストラテジー要素のある箱庭ゲーム(ゴッドゲームとも称される)の代表作。主人公は神として自身を崇拝する民族を繁栄させ、敵対する神を崇拝する民族を滅ぼすことを目的とします。人間たち自体を操作することはできず、地形を変更したり災害を起こしたりして間接的に世界に干渉することでゲームを進めていきます。
まとめ
なんといっても平成元年といえばゲームボーイ発売が大きいですね。
しかし、ここで挙げた3タイトルの他には目ぼしいタイトルが見つからなかったのも事実、本領発揮するのはこれからといったところでしょうか。
据え置きハードでは、スポーツゲームやPCゲームの異色作がまだ多くを占める中、MOTHERや天外魔境といったRPGの革命児のような作品が現れだしたのもこの年の特徴といえるでしょうね。ゲームを単なる娯楽ではなく、作り手の芸術性や作家性を色濃く反映した「作品」としてとらえる動きが出始めた時代ともいえるかもしれません。
アーケードゲームは格闘ゲームブーム手前の、ベルトスクロールアクションやシューティングが花形だった時代ですね。
ラジオ動画では一発目で要領がつかめず話しそびれたネタが結構あって、ブログでちゃんと紹介しようとはりきった結果、ちょっとこれは気合入れすぎました。
これをあと29年分やっていくと考えると、、、気が重いですが頑張ります!
ちなみに内容は主にwikipediaを参考に、他いくつかのwebサイトからまとめているので、間違っている箇所もあるかもしれません。気づいたら都度都度修正入れていきます。
それじゃみなさんも良きゲームライフを。
次回も、よろしく!
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