ども、多摩川乱歩(@tamagawa2525)です。
今回はAviUtlで煙のような演出の作り方についてご紹介致します。
お風呂の湯気や蒸気、タバコの煙など、スモークを焚きたいシーンで重宝するかと思います。
特殊なエフェクトやスクリプトは不要で、AviUtlデフォルトの機能で作っていきます。
【AviUtl】煙(スモーク)表現の作り方!タバコの煙やお風呂の湯気などサンプル付きで解説
煙(スモーク)を使いたいシーンは色々思い浮かびますが、今回の記事では後に応用が利きそうな以下の2パターンについて解説します。
- お風呂の蒸気のように画面全体に煙を使うパターン
- タバコの煙のように、画面の一部に煙を使うパターン
順にサンプル付きで解説していきます。
お風呂の湯気・蒸気のような煙の表現
まずは↑のサンプル動画のような、煙(スモーク)表現を作ってみます。
お風呂の蒸気など、画面全体に煙を使いたい場合に便利です。
- 拡張編集タイムライン上を右クリック > [メディアオブジェクトの追加] > [図形]
- 図形オブジェクトの設定ダイアログから以下を変更します
- 図形の種類を [背景]
- 色の設定を白(255, 255, 255)
- 図形オブジェクトの設定ダイアログ右上 [+] > [ノイズ]
- ノイズを以下の設定に変更します
- 速度Y 0.5
- 変化速度 1.0
- 周期X 0.10
- 周期Y 0.10
- しきい値 50.0
↑のようになっていれば成功です!
あとは作った煙を、お好みの画像などにかぶせてやれば…
じゃん。お風呂の湯気のような煙を作ることが出来ました!
図形オブジェクトの色を変更することで、煙の色も自由に変えられるので、例えば炎っぽいエフェクトなんかも作れたりします。
煙と組み合わせて使っても良いかもですね。
タバコの煙のような煙の表現
次は↑のサンプル動画のような、煙(スモーク)表現を作ってみます。
タバコの煙など、画面の一部に煙を使いたい場合に便利です。
作り方の流れは先ほどの画面全体スモークと似ているんで、応用編という感じかも。
- 拡張編集タイムライン上を右クリック > [メディアオブジェクトの追加] > [図形]
- 図形オブジェクトの設定ダイアログから以下を変更します
- 拡大率 300
- サイズ 300
- 縦横比 99.0
- 図形の種類を [四角形]
- 色の設定を白(255, 255, 255)
- 図形オブジェクトの設定ダイアログ右上 [+] > [ノイズ]
- ノイズを以下の設定に変更します
- 速度Y 0.5
- 変化速度 1.0
- 周期X 0.30
- 周期Y 0.30
- しきい値 50.0
- 図形オブジェクトの設定ダイアログ右上 [+] > [ラスター]
- ラスターを以下の設定に変更します
- 横幅 60
- 高さ 500
- 周期 0.50
- ランダム振幅にチェック
- 図形オブジェクトの設定ダイアログ右上 [+] > [ぼかし]
範囲を3くらいに変更します。(お好みで)
↑のような感じの細い煙が出来ていれば成功です!
あとはこれを2,3本複製して、タイミングをずらしてやれば…
じゃん!細く揺らめくタバコの煙のようなスモークが出来ました!
↑のようにタバコに合成してやったり….
背景スモークとも組み合わせて、ギアセ〇ンド的な、バトル演出風の煙にも使えたりしそうですね!
【AviUtl】煙(スモーク)表現の作り方!タバコの煙やお風呂の湯気などサンプル付きで解説
今回はAviUtlで煙のような演出の作り方についてご紹介しました。
煙の太さや速さの変更で、結構印象が変わったりするので、ノイズやラスターのパラメータを動かしながら、お気に入りの煙(スモーク)表現を見つけてみてください!
当ブログでは他にもAviUtlの便利なプラグインやスクリプトを初心者向けにわかりやすく紹介しています。参考になれば幸いです。
≫ AviUtlの使い方
また、動画制作未経験から一気にステップアップしたい方向けにオススメの書籍も紹介しています。
≫ AviUtlおすすめ本!
今回はここまで!
次回もよろしく!
AviUtlで↑みたいな煙をつかった表現を作りたい!!!どうしたらええんや!!!!!