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【AviUtl】動画の暗い部分だけ明るくする方法【シャドウ・ハイライト】

 

ども、多摩川乱歩(@tamagawa2525)です。

多摩川

動画や写真の暗い部分だけを明るくしたい!!!

通常、AviUtlデフォルトの機能で動画や写真の明るさを変更したい場合、「色調補正」>「明るさ」から調整します。

ですが、デフォルトの明るさ設定はぶっちゃけあまりイケていません。

↑のように、

  1. 画面全体が明るくなってしまう
  2. 明るさを上げると段々白っぽくなってしまう

といった具合で、イメージ通りに明るくなってくれないことがあります。

そこで、今回は “暗い部分だけを明るく” する スクリプト『シャドウ・ハイライト』をご紹介します。

【AviUtl】暗い部分だけ明るくするスクリプト『シャドウ・ハイライト』

シャドウ・ハイライト とは

『シャドウ・ハイライト』はAviUtlの革命児ことティム様制作のスクリプト。

映像の「暗い所」「明るい所」を個別に明暗補正できるスクリプトで、暗い場所で撮影した写真や、逆光になってしまった動画などを補正する時に非常に便利です。

当ブログではティム様のスクリプトを数多く紹介しておりますが、どれも異次元の機能追加で、AviUtlの可能性を無限に広げてくれます。

絶対感動するので、他のスクリプトもぜひ試してみてください。

シャドウ・ハイライトの導入方法

まずはシャドウハイライトの導入手順を解説していきます。簡単です。

シャドウ・ハイライトの導入方法

 

  • 『色調調整セットver6』の『DL V6』からzipファイルをダウンロード

 

  • ダウンロードしたzipファイルを展開し、以下のファイルを自身のAviUtl > script フォルダにコピー
    • @T_Color_Module.anm
    • T_Color_Module.dll

 

以上で導入完了です。お疲れ様でした。

『scriptフォルダがない!』『配布スクリプトの導入がよくわからない!』という方は以下の記事で詳しく解説しているので、合わせてチェックしてみてください。

≫【AviUtl】配布スクリプトを導入する方法

【実演】『シャドウ・ハイライト』を使って、暗い部分だけ明るくする

『シャドウ・ハイライト』の使い方

  • 明るくしたい素材(今回は画像)オブジェクトを用意
  • オブジェクトの設定ダイアログ右上[+] > [アニメーション効果] > [シャドウ・ハイライト@T_Color_Module]

各パラメータについても解説します。

黒潰補正

画像の “暗い部分” の色補正をします。

  • 数値を上げる -> “暗い部分”が明るくなる
  • 数値を下げる -> “暗い部分”が暗くなる

 

白潰補正

画像の “明るい部分” の色補正をします。

  • 数値を上げる -> “明るい部分”が暗くなる
  • 数値を下げる -> “明るい部分”が明るくなる

 

範囲

参照するピクセルの範囲を指定できます。
シャドウハイライトでは、周囲のピクセルの明るさによって、内部的にトーンカーブを自動補正してくれます。

感覚的にいうと『範囲を広げると、補正箇所が周囲と馴染みます』。

 

『シャドウ・ハイライト』が動かない場合

稀に『シャドウ・ハイライト』を含む『色調調整セット』スクリプトを導入しても、シャドウ・ハイライトが正常動作しないという事象があるようで、その場合『Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ (x86)』は導入することで改善される可能性が高いです。

製作者ティム様のスクリプト紹介動画の概要欄にも同様の記載があり、正常動作していないようであれば『Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ (x86)』の導入が済んでいるか確認してみましょう。

 

シャドウ・ハイライトで 暗い部分だけ明るくするサンプル

百聞は一見に如かず、ってことでサンプル的に暗めの画像をいくつか補正してみました。

画像はこのサイトではお馴染み『O-DAN』から拝借。いつもお世話になっております。

関連記事:【無料】高品質!オシャレなフリー画像素材配布サイト4選【商用利用OK】

 

以下、左がBefore右がAfterになります。

 

 

どれも違和感なく、明るさ補正できていますよね。

エフェクトをON/OFFして、元画像と比較しながら修正すると、変な補正もかからずイイ感じにできます。

暗い部分だけ明るくする『シャドウ・ハイライト』まとめ

今回はAviUtlスクリプト『シャドウ・ハイライト』を使って、暗い部分だけを明るくする方法を解説しました。

Photoshopとかで搭載されているシャドウ・ハイライト機能のAviUtl版。
画像だけでなく、もちろん動画にも使用できるのでマジで便利です。

なんとなく画が暗いけど、上手く明るくできないなーという時は重宝しますので、ぜひ活用してみてください!

当ブログでは他にもAviUtlの便利な使い方や、動画編集未経験から一気にステップアップできるオススメ書籍を紹介しています。

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4件のコメント

このスクリプト、なぜか全く反映されないです。オブジェクトに「アニメーション効果」を1つ追加して選択するだけですよね?こちらの投稿で紹介されてたlua51.dllの関係かと思い標準の物に戻してみましたが変わらず…。他に要因はあるでしょうか。

太郎 様
コメントありがとうございます!

>オブジェクトに「アニメーション効果」を1つ追加して選択するだけですよね?
ご認識の通り、オブジェクトにアニメーション効果 > シャドウハイライトを追加するのみです。
また私の環境でlua51.dllとも共存できていることもあり、一旦関連性低いかもという印象です。

解決に向けて、以下ご確認頂きたいです。

①シャドウハイライト以外の「色調調整セットver6」関連スクリプトは動作するか?
②Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ (x86)は導入済みか?

後者は製作者ティム様のスクリプト紹介動画( https://www.nicovideo.jp/watch/sm35722623 )にて記載があり、
導入する事で正常動作した事例があるようです。
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=26368

「Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ (x86)」のインストールで即座に正常動作するようになりました!
向こうの紹介ページに書いてあったとは自分の注意不足でした。この度は有難うございましたm(__)m

太郎 様
正常動作したとのことで何よりです!本件記事内に追記致しました。
今後同じ事象に陥った読者の参考になるかと思いますので、この度はコメントありがとうございました!

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多摩川乱歩
ゲーム実況、ブログ、動画編集のハウツーなどを中心に発信しています。 動画編集歴7年目。ブログ運営4年目です。ゲーム実況者コンビ「あけたま」で動画投稿中(ニコニコ動画・YouTube)。 動画をカッコよく編集したい!面白いゲーム実況を撮りたい!好きをブログで発信したい!という方を応援するコンテンツを作っていきます。