ども、多摩川乱歩(@tamagawa2525)です。
切り抜いたキャラの画像と背景をもっと自然に馴染ませたい!
普段ときメモ実況のOPなんかを制作しているのですが「背景絵とキャラ立ち絵、別々の素材を1つの動画に合成する」という工程があります。
これを手動でゴリゴリやっていくのは結構大変で、光源を考えて影つけたり色味変えたり、そんなんやってたら背景変えたくなってきたりで時間がかかります。
そこで今回はAviUtlで画像合成をイイ感じに解決してくれる『カメレオン効果スクリプト』についてご紹介いたします。
『カメレオン効果スクリプト』とは?
『カメレオン効果スクリプト』はAviUtl界の革命児、ティム氏による配布スクリプトです。
先述したような、2枚の画像の合成時に自動で色調を調整してくれる、まさにカメレオンのような機能を持つスクリプトです。
ティム様のスクリプトは過去に、画像の暗い部分だけを明るくする「シャドウ・ハイライト」スクリプトや平面画像を3D化させる『バニシングポイント2』などを紹介しております。どれもヤバいんで気になる方はぜひ使ってみてください。
関連記事(ティム様の他スクリプト紹介):
『カメレオン効果スクリプト』の導入方法
以下、製作者ティム様のアップロードしている動画を参考にするとより分かりやすいのでオススメです。(いつもありがとうございます)
上記動画の投稿者コメントからDLリンクへアクセスし、ファイルをダウンロードします。
zipファイルを解凍したら、自身のAviutlスクリプトフォルダに『@カメレオン効果.anm』『T_Familiar_Module.dll』をセットでコピーします。
これで導入は完了です。
『scriptフォルダがない!』『配布スクリプトの導入がよくわからない!』という方は以下の記事で詳しく解説しているので、合わせてチェックしてみてください。
『カメレオン効果スクリプト』の使い方
背景画像と、手前におくキャラ画像を用意します。今回は以下の素材で実験します。
まずはそのまま重ねて見ると以下のような感じ。
ここにカメレオン効果スクリプトを当てていきます。
背景画像に[カメレオン効果(背景)]、キャラ素材に[カメレオン効果(適応)]を実行すると……
じゃん。壁のブルーを認識したのか、青っぽくなりました。
この微妙な違い、わかりますかね?
設定
主に『カメレオン効果(適応)』の方を操作していきます。
適応率
=> 背景に馴染ませる割合を決めます。
明度補正
=> 適応させた状態での明るさを調整できます。暗めの背景にした場合に、手前のキャラ素材の明るさをここで保ちます。
逆光強度
=> 背景色を元に逆光効果を設定できます。後述します。
逆光拡散
=> 上記の逆光強度を元に、どれくらいの範囲逆光効果を拡散するかを設定できます。
色
=> 逆光時の光の色を設定します。
フレームバッファ
=> チェックするとカメレオン効果(背景)を使用せず、フレームバッファを使用します。
『カメレオン効果スクリプト』を色々使ってみる
逆光が簡単に作れる
宇宙を駆ける美幸ちゃんです。何を言ってるかわからねーと思うがry
設定は以下の感じ。
逆光色、拡散量を簡単に設定できるので、逆光効果を簡単に作れて便利です。
ちなみに更に凝ってクオリティを上げた逆光表現の作り方は、以下の記事で解説しています。よければチェックしてみてください。
関連記事:【AviUtl】逆光の作り方!スクリプト不要でオシャレに見せる
フレームバッファを背景に
もちろん3次もいけます
全部設定した数値は同じで、背景の色のみ変更しています。
確かに何もせずともかなり馴染んでる感じです。
これで一々馴染ませるためにオブジェクトごとに色調補正かける時間を削減できます。ありがてえ…!ありがてえ…!
まとめ
ということで今回はAviutl『カメレオン効果スクリプト』についてご紹介しました。
これまで雰囲気でやっていた背景との馴染ませ作業が、一気に楽になるので本当ありがたいです。
ときメモMADなんかはかなりこの作業時間にやられるので編集スピードも上がってくれるはず。逆光効果も上手に使えばイイ感じの演出が出来そうでワクワクしますね。
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今回はここまで!
次回もよろしく!
こんな実用的な昨日が…!?
何でもできますねこれほんとに。